実家を相続したら…空き家にしないためのポイント
親御さんから引き継いだ大切な実家。特に湘南エリアでは、海や自然に恵まれた土地柄もあり、
「思い出の詰まった家をどうするべきか」と悩む方も多いのではないでしょうか。
相続した家をそのまま空き家にしてしまうと、さまざまなリスクや負担が生じます。
本記事では、湘南エリアでご実家を相続した一般の方向けに、空き家にしないための対策や相続手続きのポイントを分かりやすく解説します。
相続した実家が「空き家」になるケースとは?
湘南エリアは人気の居住地域ですが、相続によって取得した家屋がそのまま空き家になってしまうケースがあります。たとえば:
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遠方に住んでいる場合:相続人が東京など離れた場所に住んでおり、実家に戻らないケース。
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すでに自宅がある場合:自分の家を持っているため、相続した実家に住む予定がないケース。
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家族で話し合いがまとまらない場合:売却するか残すか、遺産分割協議で意見が分かれ放置されるケース。
こうした理由で家が使われず空き家になると、建物や庭の管理が行き届かず、周囲に迷惑をかける恐れも出てきます。「うちは湘南だからすぐ売れるだろう」と安心せず、早めの対応が必要です。
空き家を放置するとどうなる?深刻なリスク
使われなくなった家を放置することには、様々なリスクがあります。湘南エリアの自治体でも空き家対策が進められており、空き家の所有者(相続人)は以下の点に注意が必要です。
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建物の老朽化:人が住まない家は傷みが早く、屋根や塀の崩壊など安全面で問題が生じます。台風や塩害の影響もあり、湘南地域では定期的な点検が不可欠です。
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特定空家の指定:管理不全の空き家は自治体から「特定空家」に指定される恐れがあります。特定空家になると行政から指導・勧告を受け、最終的には強制的な解体や費用負担につながることも…。
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近隣への影響:雑草や害虫の発生、不法侵入や放火のリスクなど、周囲の生活環境へ悪影響を与える可能性があります。湘南エリアの美しい景観を損なわないためにも、放置は避けたいところです。
こうしたリスクを回避するには、「住まない家だけど思い出があるから…」と先延ばしにせず、相続後できるだけ早めに対策をとることが肝心です。
相続した不動産、具体的にどうする?選べる3つの対処法
実家を相続したものの使う予定がない場合、大きく分けて3つの選択肢があります。それぞれメリット・デメリットがありますので、家族で話し合いながら最適な方法を選びましょう。
1. 自分たちで利活用する
✅ 住み替え・二拠点居住:湘南の実家に移住したり、週末だけ過ごすセカンドハウスにする方法です。愛着ある家を残せますが、維持費やリフォーム費用がかかる点に注意。
✅ 賃貸に出す:自分たちは住まなくても、賃貸物件として他人に貸す選択です。家賃収入が得られますが、入居者対応や経年劣化への修繕など、オーナーとしての責任が伴います。
2. 売却する
✅ 不動産業者に売却:思い切って家と土地を売ってしまう方法です。湘南エリアは人気が高く、条件が良ければ高値で売れる可能性もあります。売却すれば固定資産税など今後の負担から解放されます。
✅ 早期売却で税優遇:親の居住していた家屋を相続し一定期間内に売却すると、譲渡所得の特別控除(最大3,000万円)等の税制優遇が受けられる場合があります。相続後3年以内の売却を一つの目安にしましょう。 ※税務詳細は税理士等にご確認ください。
3. 手放す(相続しない)
✅ 相続放棄:プラスの財産もマイナスの財産(借金など)も含め一切の相続を放棄する方法です。家庭裁判所へ申述し認められる必要があり、相続開始を知ってから3か月以内という期限があります。また、相続放棄すると他の財産も受け取れなくなるため慎重な判断が必要です。
✅ 国庫帰属制度:2023年に始まった新しい制度で、「不要な土地を国に引き取ってもらう」手段です。一定の条件(建物や担保権なしなど)を満たせば、承認料を支払い国庫に帰属させることが可能です。ただし建物がある場合は更地にする必要があるなどハードルも高いため、まず専門家に相談しましょう。
相続登記はお済みですか?法律上の義務と手続きポイント
家をどう活用するかにかかわらず、まず確実に行うべきは「相続登記」です。相続登記とは、不動産の名義を亡くなった方から相続人へ正式に変更する手続きのことです。
★ 2024年から相続登記が義務化されました!
これまで相続登記は義務ではなく放置されるケースもありましたが、法律改正により相続登記が義務化されました。具体的には、不動産を相続したことを知った日から3年以内に登記申請を行う必要があります。正当な理由なく怠ると10万円以下の過料(罰金)が科される可能性がありますので注意しましょう。湘南エリアに限らず全国共通のルールです。
★ 遺産分割前でも仮の登記を
相続人が複数いる場合、遺産分割協議が整うまで誰の名義にするか決まらないこともあります。そのようなときでも期限内に対応するため、法定相続分で一旦登記するか、相続人申告登記(相続人が未確定の場合の申告的な登記)をしておくことができます。後から正式に分割協議がまとまったら改めて名義変更すればOKです。とにかく期限内に何らかの登記対応をしておくことが大切です。
★ 登記を怠ると将来もっと大変に…
登記せずに放置すると、年月が経つうちに相続人の誰かが亡くなってさらに次の相続が発生するなど、権利関係がどんどん複雑化してしまいます。いざ売却しようと思ったときに名義人が二世代前(三世代前…)という状態では、必要な書類集めも困難になります。そうなる前に、相続登記は早めに済ませておきましょう。
湘南エリアの皆様へ:早めの相談・早めの対策を!
相続したご実家を空き家にしないためには、早めの意思決定と行動が何より重要です。最後に、スムーズに相続手続きを進めるためのポイントをまとめます。
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✅ 専門家に相談:相続登記や手続きで不安があれば、司法書士に早めにご相談ください。
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✅ 家族で話し合い:実家をどうするか、ご家族でよく話し合いましょう。将来的な維持費や思い出の整理も含め、納得いく形を見つけることが大切です。
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✅ 定期的な管理:活用方法を検討中でも、空き家の間は定期的に換気や清掃、庭木の剪定など最低限の管理を続けましょう。近隣への配慮も忘れずに。
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✅ 手続き期限の確認:相続放棄の期限(3か月)や相続登記の期限(3年)など、重要な期限をカレンダーに押さえて計画的に行動しましょう。
湘南エリアならではの魅力あるご実家を、ぜひ有効に次世代へ繋げていきたいものですね。
相続手続きをしっかり行い、空き家問題の不安を解消して、安心して相続財産を活かすことができるよう願っております。
何かお困りの際は、お気軽に弊所までご相談ください。


